政局相場
早期解散という噂で、円安株高に振れている。中国のレアアース規制は本格的になりそうだが、在庫もあるため、その間になんとかなるだろうという予測か、あまり株価には影響していない。むしろ、高市政権の安定化と積極財政の方が材料になっている。株価の動向はなんともいえないが、円については、もし早期解散ならほぼ円安と決まったと考えて良いと思う。高市政権が安定すれば、日銀はますます金利を上げにくい環境になる。また、財政的な面から、インフレ懸念も強まり、長期国債は売られる。日本国債の利回りがあがっても、それをめがけて資金が国内還流するような流れには見えないのである。
ただし、米ドルの強さがいつまでも続くかどうかはまだ不信感を持っている。したがって、円売りは、対スイスフランとしておきたい。このところあいまいな動きのスイスフラン円だが、中期的にはまだ上昇余地があると考えている。ただ、世界情勢は不穏なので、あまりたくさんはやらず下がったら買いのレベルに留めておきたい。
イラン、グリーランド、コロンビアと火種はつきない。特にグリーランドは、買収くらいで収まればいいが、万一、軽い軍事作戦となり、EUがデンマーク側について関与するとやっかいだ。米欧の対立に対して、日本は安保条約があるので、欧州攻撃準備のため、米国へ基地を提供することくらいはしなくてはならない。欧州と対立するのは最悪事態なので、グリーンランドでの軍事問題が勃発しないように祈るのみだ。そもそもNATOのため、米軍が欧州各国に駐留しているのだが、それがどうなるやら、カオスである。
世界情勢は不穏過ぎる。長期の大きなレバレッジポジションは避けるべきだ。ゴールド、特にシルバーのCFDには厳重な注意が必要。また金のETFですら、かならずしも安心ではない。貴金属の長期ポジションはできれば現物にしたほうがいいと思う。そういうことで、当面のトレードは、スイスフラン円のロングを下げたら増やす形で進めていきたい。